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エンディングノートを書いているお友達の疑問に勝手に回答してみました。

前略  お友達のブログに、ご自身の相続に関する疑問を綴っておられるのを発見!!
早速、彼女の疑問に勝手に回答してみることにしました。
(いえいえ、ホントはご本人も了承済みです。モチロン♪)

当該ブログはコチラ⇒山or海、選んで散骨

執筆しているのは、NPO法人ヒーリング 理事長 糸永佳代さん
終活や散骨の情報を発信し続けていらっしゃいます。
毎月コツコツと継続されているセミナーへは、私も何度かお邪魔して
エンディングノートや相続のお話をさせていただきました。

まずは前提として彼女の状況から・・・(ブログより)
・幼い頃に両親が離婚。父に引き取られ母の記憶はほとんどない
・その後、母は再婚。再婚相手との間に子どもが2人いることは知っている
・異父きょうだいが自身の存在を知っているかどうかは不明
・父は既に他界
・ご自身は独身

そして、そんな彼女の疑問は3つ

  1. 母より先に私が亡くなったら私の財産は母に行くの?
  2. 母が亡くなった場合、私は相続人になるの?
  3. 相続人に該当する場合、相続放棄をするつもり。費用はどうなる?

さっそく回答して参りましょう!

1.母より先に私が亡くなったら私の財産は母に行くの?

前提として、相続人となれる人については、家族構成により優先順位が決まっていることを
押さえておきましょう(民法887~890条)。

【相続の順位】
第一順位:配偶者と子
第二順位:配偶者と親
第三順位:配偶者と兄弟姉妹

お子さんのいない糸永さんの相続人は、第二順位の「配偶者と親」となります。
彼女は独身で、お父様は既に他界されているとのことですので、
糸永さんの財産については、現時点でお母様が全ての相続権を持たれていることになります。

もし、お母様が亡くなられた場合は、兄弟姉妹が相続権者となります(第三順位)。
異父・異母きょうだいであっても権利は対等です。
ちなみに今後、糸永さんに出産または養子縁組により戸籍上の子ができた場合は、
当然にその子が相続権者となります(第一順位)。

 

2.母が亡くなった場合、私は相続人になるの?

お母様が亡くなられた場合も、1で説明した順番で法定相続人が決定します。
お母様には実子がいることが明白ですので、相続人は第一順位「配偶者と子」です。
このとき、法定相続分は「配偶者2分の1、子2分の1」で、子の相続分は人数で等分します。
異父きょうだいが2人ということですので、お母様の配偶者がご存命の間は、
糸永さんの法定相続分は6分の1(2分の1÷3)、お母様の配偶者が他界されたら3分の1となります。

ちなみに、法定相続分は「なにがなんでもその通りに分けなければならない」というものではありません。
権利者全員が納得すればどのような分け方でも構わないのです。
これを決める会議のことを『遺産分割協議』といいます。

 

3.相続人に該当する場合、相続放棄をするつもり。費用はどうなる?

相続放棄は、相続が発生したことを知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所に申述します。
自分で手続きする場合、収入印紙代800円と連絡用の郵便切手代が必要です。
役所の手続きですので、全て合わせても2,000~3,000円もあれば十分です。

そして、相続放棄すると、初めから相続人でなかったこととみなされます。
よくある勘違いとして注意したいのは、遺産分割協議の結果「私は何もいりません」という形で
『遺産分割協議書』に署名捺印するケースです。ご本人としては「相続を放棄した」という
感覚なのかもしれませんが、これは立派に相続権者として遺産分割協議に参加した結果にほかなりません。
「何ももらわなかった」という意味では違いがないように感じる人も多いのかもしれませんが、
相続人が受け継ぐのは権利だけではなく義務もセット。例えば万一、遺産分割協議の後で故人に借入金があった
ことが発覚した場合、その債務は相続人全員で引き継がなければならないことも知っておいてください。

ちなみに、相続を放棄しても生命保険金の受取りは可能です。保険金は民法上、受取人固有の財産であり、
相続財産にはカウントされません(税法上は“みなし相続財産”として課税の対象)。

サックリ回答してみたつもりが・・・意外と長くなっちゃいました。
相続の色々ってけっこう奥深いです。またお話ししたいと思います。

個別相談も承ってます 電話でのお問い合わせ TEL:096-221-6708